認定看護師

認定看護師とは

認定看護師とは、日本看護協会に認定された看護師のことで、「特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することを認められた」 看護師のことです。

認定看護師認定審査は、毎年1回に日本看護協会が実施します。その審査に合格し、登録申請をした方を認定看護師として認定し、 認定証等を交付しています。認定証の有効期間は交付の日から5年です。

認定看護師の医療分野は、以下の通りです。

 

救急看護、創傷・オストミー・失禁(WOC)看護、重症集中ケア、ホスピスケア、がん化学療法看護、 がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊看護  新生児集中ケア、透析看護、手術看護 、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、 小児救急看護、認知症高齢者看護

認定看護師になるには?

認定看護師の受験資格は、以下の通りです。

 

1.免許所有
2.実務経験5年(3年以上は特定看護分野の実務経験) 以上
3.認定看護師教育課程修了

審査は、

筆記試験(120分)
1)客観式問題(四肢択一20?30問)・記述式事例問題(1問)、
2)客観式問題(四肢択一20?30問)のみ
※分野によって上記1),2)の方式いずれか

となります。

認定取得後、5年後との更新が義務付けられていますので、なかなか厳しい道だとも言えます。こうした更新制を義務付けることで、 看護師の質の向上を図る狙いなのです。

更新にあたっては、看護実践時間が、2000時間以上に達し、自己研鑽の実績が、規定の内容で50点以上に達していることが、 認定条件になります。

認定看護師の職位と待遇について

認定看護師になってから、約3割の看護師の方々が、「職位が上がった」「昇給した」「認定看護師手当てがついた」 と喜びの声を上げています。
また、所属部署が変わる場合もありますが、その場合は、病棟での勤務配置から、「認定看護師としての独立したポジション」 に配意されることもあります。
それだけ、認定看護師というのは、知識、技能ともに優れた人材だといえるでしょう。


 

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