4年課程
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大学で学ぶ看護学
4年課程、すなわち大学で看護師になるための勉強をするということです。
4年課程では、1年次から少しずつ実習を取り入れているところもあります。ただ、3年課程と同様に、3年次から臨地実習が組み込まれるので、
それまでに実習に必要な科目を履修しておくことになります。
では、各年次で学ぶ内容を大まかに見ていきましょう。
●1年次
看護学概論など、看護に必要な基礎知識や技術を身につけます。また、看護だけではなく、経済学など、一般的な課目も履修し、
一般教養を身につけます。
●2年次
基礎臨地実習が始まります。2年次で看護の基礎的な技術を習得します。成人看護学などの専門科目も学びます。
●3年次
本格的な臨地実習が始まります。
●4年次
より高度な看護について学び、卒業論文の作成を行います。
上記のほかに、例えば教員免許を取りたい場合は、看護学の実習のほかにも、教育実習が必要になります。
大学院への道
現在、120を超える大学に、看護学の専門課程があります。
看護師と保健師の両方の資格を得たい場合は、従来は専門学校などで3年間学び、その後に保健師資格を取るために1年間勉強するのが一般的でした。
しかし、現在では大学でのカリキュラムが充実し、卒業時には、看護師と保健師の2つの受験資格を得ることが可能になりました。
さらに、大学院へ進むことも可能です。
現在、看護学の修士課程がある大学は、以下の通りです。
・札幌医科大学
・山形大学
・東海大学
・岡山県立大学
・愛媛大学
・広島大学
・琉球大学
また、博士課程のある大学は、
・千葉大学
・聖路加看護大学
・東京大学
・東京医科歯科大学
・日本赤十字看護大学
・北里大学
などがあります。