看護に関する専門科目について
看護学には、7つの専門科目があります。それらは、看護の対象となる人間に対して、幼年、小児、青年、壮年、
老年などの各段階における看護の理論や技術を学ぶものです。
ここでは、それら7つの専門科目について勉強しましょう。
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●基礎看護学
看護の基礎となる理論、技術について学びます。看護や健康に対する概念を学び、看護の対象となる人間に対する見方なども学びます。
ベッドに寝たままの患者さんの洗髪方法など、患者さんを援助するための方法を習得します。
●成人看護学
人間の成長過程で、青年初期から壮年期(15歳から64歳)までの人々を対象として、看護学を学びます。
●老年看護学
65歳以上の高齢者を対象に、身体的、心理的、環境的変化を理解し、その人権を尊重する態度を勉強します。
特別養護老人ホームなどの施設や、医療機関、在宅看護について学びます。
今後、さらに必要とされるスキルといえるでしょう。
●小児看護学
新生児から14歳までの子どもを対象にした看護学です。
小児が健全に成長できるように、手助けを行うとともに、健康や発達に障害のある子どもと、その家族について理解し、援助するための知識、
技術を学びます。
●母性看護学
妊娠、出産という、大事な時期を迎える女性を対象にした看護学です。
また、更年期の女性に対しても勉強します。
●精神看護学
心の健康を維持する方法を学び、人の心がどのように病に結びつくのかを勉強します。
●在宅看護論
チーム医療や看護ケアにおいて、看護師として調整やケアマネジメントができる能力を身につけます。