高校の衛生看護科

高校の衛生看護科

コース/高校(衛生看護科) → 准看護師都道府県知事試験
年数/3年間
取得できる資格/ 准看護師都道府県知事試験の受験資格
内容/はっきり言って、かなり忙しい。でも、 最短で看護師になれるコースでもある。

高校の衛生看護科の特徴

「衛生看護科」とは、看護に関する専門科目を学習する学科で、一般の高校の商業科や工業科と同じようなものです。
国語、数学、地歴、公民、理、英語、保健体育などの一般的な課目とは別に、看護の専門科目の単位を取らなければならないので、 はっきり言って忙しいのが特徴です。
しかし、後で述べるように、看護師に最短で合格できる進学コースなのです。

衛生看護科のメリット

高校の衛生看護科を選ぶことの最大のメリットは、卒業時に准看護師の都道府県知事試験の受験資格を得ることができることです。
この試験に合格すれば、卒業後すぐに、准看護師として働くことができます。
また、准看護師の資格を取った後は、「専攻科」という進路に進むことができます。
これは、専門学校の一部や、短大、大学に設けられているもので、2年間で看護師の国家試験を受ける資格を得られます。

高校を卒業後、2年後に看護師になれるという、看護師への最短コースです。

衛生看護科のデメリット

デメリットとしては、高校の3年間に、必要な看護の学科を詰め込むので、かなり忙しく、大変だということです。
普通科目の履修に加え、衛生看護の学科の履修もありますので、時間的な忙しさもあります。
また、そうして得た、准看護師の資格ですが、看護師との格差もあるので、やはり高校卒業後には、大半の人が看護師をめざし、 さらに勉強することになります。

衛生看護科の卒業生、その後

高校で3年間、苦労して勉強した人のほぼ全員が、准看護師の都道府県知事試験に合格しています。
また、それらの人の約8割が、なんらかの形で進学し、看護師の資格を取るために頑張っています。
やはり、准看護師ではなく、看護師を目指す人が多いようです。

ただし、現在、准看護師の制度を廃止しようという動きもありますので、よく考えて進学するようにしましょう。
最近では、大学への進学を推奨するなどの動きも出ています。

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