准看護師養成所
准看護師養成所
コース/
中学→准看護師養成所→准看護師都道府県知事試験→実務経験(3年)→進学コース(2年)→国家試験→看護師に!
年数/2年間
取得できる資格/
准看護師都道府県知事試験の受験資格
内容/准看護師を育てるための学校。
病院勤務を義務付けている学校もあり、忙しい。
准看護師の現状
「准看護師」とは、看護師に准(準)ずる看護師、つまり、看護師の下に位置します。
同じ制服を着ていますが、実は持っている資格が違い、それに応じて待遇も違ってきます。
現在、准看護師として働いている人は、全国に約42万人います。
看護師は焼く77万人ですので、それから見ると、かなり少ない数です。
准看護師養成所の特徴
准看護師養成所は、中学を卒業すると、すぐに入学できます。
そして2年間の勉強後、都道府県の知事試験の受験資格を得られ、合格すると、准看護師の資格を得ることができます。
准看護師養成所は、もともと、第二次世界大戦後の看護師不足を解決するために設立された経緯があります。
中学卒業後、2年間の勉強を経て准看護師になれるのは、そうした歴史的な背景からきているのです。
准看護師養成所の問題点
養成所の問題点というか、准看護師そのものの問題点でもあるのですが、将来的に見て、准看護師という職種の役割は、 必要なくなってきつつあります。
最近までは、看護師の人手不足を解消するために、准看護師は大変貴重な戦力でした。
しかし、ここ最近は、看護師不足は解消されつつあり、また、専門学校や大学の看護教育の充実で、
より専門的な知識と教養を学べるようになっています。
そうしたところから、准看護師の存在そのものに対して、価値が低下してきているのです。
准看護師養成所の現実は?
准看護師養成所は、入学の条件として病院勤務を義務づけているところが半数以上を占めます。
つまり、働きながら勉強するというイメージです。
朝の7時から病院勤務をして、昼から学校で勉強、夜は夜勤で病院へ。
そんなスケジュールも珍しくないのが、准看護師養成所の現実です。
疲れと睡眠不足で、勉強がはかどらない生徒もいますので、進学に際しては、このような現実をよく考える必要があります。